竹下通りという名前は、以前その場所にあった町名「竹下町」が由来となっています。
有力な説としては、高いところの下という意味でタケシタという町名になったという説です。
原宿駅竹下口から竹下通りを見ると確かに下り坂になっています。
「明治神宮や駅付近の高い場所の下」ということのようです。
なお、この竹下という地名は現在残っておらず、住所としては「神宮前」という地名になっています。「原宿」という地名も同じく現在は残っておらず神宮前という地名です。
竹下や原宿という地名がなくなってしまったのは、
原宿に人が集まるきっかけを作った1964年に開催された東京オリンピックにあります。
東京オリンピックが開催される際、外国人にも分かりやすい地名にするため、
1962年に住居表示に関する法律(住居表示法)が施行され全国で住所の再編が行われました。
その中で、竹下も原宿も神宮前という住所に変更されてしまったのです。