美容室の開業~物件選びで失敗しない為に抑えておくポイントご紹介!
美容室開業に向けて物件選びで注意しておくポイントをご紹介致します。今回は設備編です!
美容室の物件探しにおいて重要なのは設備チェックです!ドライヤー・パーマ機器・シャンプー台など多くの設備を使用する為、営業が始まってから問題が起こらないよう以下の点をチェックする必要があります。
ポイントは3つ!
「ガス」「水道」「電気」です。
「ガス」には都市ガスとプロパンガスがあります。
都市部は主に都市ガスがメインですが、郊外ではプロパンガスが多くなります。物件によってはガスの引込みがされていない物件も数多くありますので注意が必要です!ガス容量が足りないと、最悪の場合、給湯器(お湯の供給)の設置が出来なくなります。また容量を見誤って容量不足の給湯器を設置してしまうと、お湯が出るまで時間がかかる、シャンプーの最中に水になってしまうなどのことが起きかねません。美容室にとっては絶対避けたい状況です。
次のポイントは「水道」です。水道で確認してほしいのがまず給水です。給水のチェックでは配管の口径と水圧がポイントとなります。例えば、複数のシャンプーを同時使用した時、水がチョロチョロと水圧が弱いと大問題です。まず、給水管。その口径により水量が変わります。シャンプー台の台数にもよりますが、配管口径が20mm以上が推奨です。水道メーターの目視で確認できます。
次に排水です。排水が小さい口径だと営業開始後、数年すると長年の薬品の蓄積により髪のつまりなど発生しやすくなります。口径は75mmあると安心と言われておりますが、50mmの物件も多くあります。古い物件の場合、事前に配管洗浄を行うなどの対策が必要な場合もあります。
最後のポイントは「電気」です。電気は電灯と動力というものに分けられ、それぞれ役割が違います。使用機器や目的に応じてそれぞれ必要容量を決定し、工事を行います。
美容室あるあるですが、忙しい時間に一気にドライヤーを使うとブレーカーが落ちるなんてこと経験したことはございますか?可能な限りこのようなことがないように、電気使用量の多いドライヤーを同時に何台使用するか、他の電気関係の機器は何を使う予定があってどの位の頻度で使うかを、営業の流れに沿って予め検討しておかなくてはなりません。
以上が事前に美容室物件選びの際に確認しておきたい設備の項目です。この3つのポイントを事前に内装屋さんとご相談して頂いてから内見をして頂くとスムーズに進めることが出来ますので是非ご参考にしてみてください。