水漏れは、建物や設備関係の老朽化、台風などの大雨によるものなど予期せぬ原因から起きるもの。
では、漏水が発生した場合、誰が損害賠償を負担するのでしょうか?
これは、漏水に至った原因によって建物オーナー様、テナント様、あるいは第三者と様々な可能性があります。重要なのは何が原因で漏水が発生したか。ということになります。
例えば、建物設備の水道管が経年劣化によって漏水が発生した場合は、建物オーナー様。
あるいは、お店で使っている食洗器等の不具合により水が漏れ、下階にまで水が回ってしまった場合、食洗器を使っているテナント様。
このように原因が分かれば、原因箇所の資産区分によって誰が責任を負うかを判断することになります。
後は、原因箇所を速やかに修復し再発防止に努めれば解決です。
しかし!!
そんな簡単に解決できる漏水事案は少ないのが現状です。
なぜなら、原因箇所の特定に非常に長い時間を要するからです。
実際、多くの場合、現場へ行ってもすぐに原因箇所を特定することが出来ず、原因箇所を特定するための調査を行う必要が出てきます。
例えば、原因が降雨によるものだった場合、雨が降っているときには漏れるが、雨が止むと漏水も止まってしまい、現場に行った時には水が伝ってくるルートがすでに乾いてしまっており特定が出来なくなってしまうという事もあります。
その場合は、雨の代わりにホースで水をまき、強制的に漏水させて原因箇所を特定したりという作業を行う必要があります。
また、原因箇所が判明し修繕しても、1度の修繕では収まらず、2度3度ということも多いのが現状です。
それでは、実際に漏水が発生したらどうすればよいのか?
誰もが気を付けていても様々な要因により発生してしまう漏水。万が一、漏水が発生したらまずは被害状況を確認し、出来れば写真や動画などで記録を残してください。その後、被害が拡大しないように出来る限りの応急処置を行い、すぐに管理会社へ連絡しましょう。
前述の通り、改善へは時間を要します。関係者で協力して改善できるように進めて行きましょう。
私たちオフィスミツキは、様々な視点に立って物事を考え、解決へと尽力いたします。不動産管理のことで何かお困りのことがあれば是非お気軽にご相談頂ければ幸いです。
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